サービスコンピューティング

担当教員

授業の到達目標及びテーマ

 情報産業の中で「サービス」への注目が高まっています。これらの中で、Webサービス、サービスコンピューティング、サービスサイエンスなどの基本と、それぞれの関連を学びます。

授業の概要と方法

 サービスとは何か、についての概念を学ぶと共に、サービス産業に変革をもたらす原因となったインターネットの技術として、XML、Webサービス、クラウドコンピューティングについて解説を行い、さらに、Javaを用いたサービスのプログラミング手法について演習します。また、新しい潮流として「サービスサイエンス」が注目されています。サービスサイエンスの基本的な考え方と、製品中心の経済をサービス中心に見直す考え方であるサービスドミナントロジックについて学びます。

授業計画

テーマ内容
1 サービスとは何か サービスの定義、サービス産業の現状について学ぶ。
2 ソフトウェアとサービス ソフトウェアのサービス化の歴史と現状について学ぶ。
3 XMLの基本構造 XML の基本構造について学び、簡単なXMLを作成できるようになる。
4 DTD XMLの文書構造を定義する基本である DTDについて学ぶ。
5 XMLスキーマ XMLの文書構造を定義するXML スキーマについて学ぶ。
6 JAXB Java から XMLを利用するためのプログラム手法を学ぶ。
7 Webサービスの基本概念 XML を利用したサービス呼出の基本概念について学ぶ。
8 SOAP, WSDL, UDDI XMLを用いた基本メッセージ交換手順であるSOAPについて学ぶ。さらに、Webサービスのインタフェース定義言語である WSDL と、検索レポジトリであるUDDIについて学ぶ。
9 JAX-WS Java から Webサービス用プログラムを呼び出す標準について学ぶ。
10 AJAXとREST HTTP の GET を利用して、Web上のサービス間を結ぶ技術について学ぶ
11 Web2.0 インターネットによるサービス提供の原点となった Web2.0について学ぶ
12 クラウドコンピューティング AmazonやGoogleの実例を紹介しながら、クラウドサービスの共通技術について学ぶ。
13 情報領域のサービスイノベーション 情報関連領域におけるサービスイノベーションの例を通して、サービスの考え方を学ぶ。
14 サービスサイエンスとITIL サービスドミナントロジックなど、サービスの観点で見直したビジネスの考え方を学ぶ。また、ITIL の基礎を学ぶ。
15 期末試験 サービスに関する考え方を理解できたかどうかを試験によって確認する。

授業外に行うべき学習活動

オンライン資料を公開するので、事前に次の授業の内容について予習をすること。また、授業の中では、XMLのプログラミングのような具体的な内容も教えるが、十分な演習時間を確保することができていないため、復習として、事業内で学んだプログラミング手法を自分自身で試用してみて、実際の操作方法を学ぶための課題を課す。

テキスト

オンライン教材

参考書

書名: XML教科書 著者名: 朝倉 浩志、志村 壮是、山本 陽平 出版社: ソフト・リサーチ・センター 出版年: 2002年 書名: Webサービスプラットフォームアーキテクチャ 著者名: Sanjiva Weerawarana, Francisco Curbera, Frank Leymann, (丸山 宏 他 訳) 出版社: (株)エスアイビー・アクセス 出版年: 2006年 書名: サービスサイエンス 新時代を拓くイノベーション経営を目指して 著者名: 監修 亀岡秋男、編集 北陸先端科学技術大学大学院MOTコース編集委員会、サービスサイエンス・イノベーションLLP 出版社: 株式会社エヌ・ティー・エス 出版年: 2007年

成績評価基準

 期末試験の成績(75%)  授業への参加(15%)  レポート提出(10%)

情報機器使用

 ネットワークを利用  演習にはノートPCを用いる

前年度の授業改善アンケートからの気づき

 Webサービスの技術的な内容と、サービスというビジネス的な内容を学ぶが、その両者のつながりを示すことができるよう工夫する。

その他

特になし