科学史

担当教員

授業の到達目標及びテーマ

 現在、科学といわれるものの起源から現在に至る過程を追う。新しい知見や発見が過去の過ちを正す、という進歩主義的な観点からは距離を置き、それぞれの時代背景と関連付けて理解する。そのことによって、科学が人間社会とどのように関連するかについて各自が見解をもつようにする。

授業の概要と方法

 基本的には古い時代から現代に遡るかたちで、科学の歴史とその背景を説明する。ただし、ある人物や事柄を中心にとする話題の場合、その前後の歴史を改めて概観することもある。歴史的事実に対する解釈とその根拠も可能な範囲(時間的制約があるので)で説明する。

授業計画

テーマ内容
1 古代の科学 科学の始まりについて説明する。
2 古代ギリシア 古代ギリシアの科学の特徴を解説する。
3 イスラムの科学 イスラムにギリシア科学が伝播し、独自の発展を遂げたことを開設する。
4 中世ラテン世界の科学 ヨーロッパに科学が定着する過程を学ぶ。
5 天文理論の変革 コペルニクスに焦点を当てる。
6 近代科学の芽生え ガリレオに焦点を当てる。
7 近代科学の発展 ニュートンに焦点を当てる
8 ニュートンの残したもの ニュートンの後世に与えた影響を考える。
9 ビデオ教材による確認 ニュートンと彼の影響に関連するVTRを観る。
10 近代における技術への関心 産業革命期前後の技術に注目する。
11 ビデオ教材による確認 特に、蒸気機関、鉄鋼産業に関連するVTR教材を観る。
12 物理学の発展 19世紀の物理学に焦点を当てる。
13 化学の発展 19世紀の化学に焦点を当てる。
14 科学者と社会 20世紀に科学が体制化されたことについて考える。
15 試験 半期の内容で試験を実施する。

授業外に行うべき学習活動

授業で提示される参考資料のどれかについて、目を通してみる。普段から科学と世の中との関係を自分なりに考えてみる。

テキスト

とくになし。

参考書

授業の中で案内する。

成績評価基準

 出席30%、試験70%。

前年度の授業改善アンケートからの気づき

 科学史の授業は、受講後に直ちに何らかの成果が期待されるものではありません。10年後、20年後にそれとなく各自の考え方や物の見方に反映されることが重要だと考えます。すぐに何かの役に立つものを欲しがる、という安易な考え方とは相いれません。