音と光

担当教員

授業の到達目標及びテーマ

 音と光は情報伝達に欠かせない物理現象であり、情報科学の応用分野にはこれを扱うものがたくさんあります。本講の目的は、古典的な音と光の特性を知り、関連する現象を科学的に表現・理解することにあります。

本講の内容を理解するために、「自然科学の基礎」「微分法の基礎と応用」「線形代数の基礎」を先修科目とします。さらに「積分法の基礎と応用」の内容をマスターしておくと履修が容易になります。

授業の概要と方法

 音と光の現象に共通な構造は振動と波動です。現象を数式を用いて扱う能力を養うため、講義を聞くだけでなく自ら問題を解くようにしてもらいます。その答えの正誤を確認するだけでなく、思考の過程を表現するトレーニングにも時間を割きたいと考えます。

授業計画

前期

テーマ内容
1 音と光 音・光と現実世界の関わりを概観し、本講で学ぶ数学と物理の必要性について理解を深めます。
2 周期運動の記述 ・さまざまな周期運動
・サイン関数
・フーリエ級数
3 単振動 ・単振動の物理
・振り子
・非調和振動
4 減衰振動 ・摩擦による減衰
・減衰振動の種類
・単振動との比較
5 強制振動と共鳴 ・外部からの周期的な力
・強制振動の動き
・共鳴
6 さまざまな波 ・物質を伝わる波
・真空を伝わる波
・波の性質
7 サイン波 ・式が表す現象
・波の諸量
・波動方程式
8 弦を伝わる横波 ・弦を伝わる波の式
・速さ
・エネルギー
9 波の干渉 ・重ね合わせの原理
・重ね合わせによる波の遅れ
・定在波,境界条件
・干渉縞
・うなり
10 基準振動 ・弦の振動モード
・フーリエ級数展開
11 音波 ・空中を伝わる音波
・縦波、粗密波
・圧縮波
・サイン波の式が表す量
12 耳の構造と音 ・音の知覚
・流体中の音波
・固体中の音波
・音の強度
・デシベル
13 ・電磁波と光
・光の速さ、波長と振動数
・偏光
・光の伝播、屈折、反射
・光の吸収と放出
14 幾何光学 ・光波と光線
・フェルマーの原理
・光線の追跡
15 波動光学 ・ホイヘンスの原理
・干渉と回折
・散乱

授業外に行うべき学習活動

各回ごとに課題を出します

テキスト

配布します

参考書

なし

成績評価基準

 課題提出と小テストによる平常点(50点)と期末テスト(50点)の合計