International Relations 2

Instructor

Goal and Theme

本授業では、国際関係論における具体的な事例を検証するため、北欧という地域を取り上げます。近年、日本のみならず世界において様々な分野で注目を集める北欧ですが、近代まではヨーロッパの「辺境」にすぎず、国際関係上の「周縁」に置かれていた存在でした。本授業では、北欧史を概観しながら、辺境地域にすぎなかった北欧がどのように地域的発展を成し遂げ、国際関係を築いていったのかを考察します。本講義を通して、北欧に関する知識を深めるだけではなく、地域から見た国際関係のありようを受講生とともに考えていきたいと思います。

Abstract

本授業では、北欧という地理的概念の説明から始め、ヴァイキング時代から現在に至るまで北欧がどのような国際関係を築いていったのかをトピックを取り上げながら考察していきます。歴史の授業ではないので、細かい事象を追うよりも国際関係の展開を中心に見ていく予定です。同時に国際関係の理論も適時取り上げていきます。

Schedule

1. 序 - 国際関係論における「地域研究」 -
2. ヴァイキングからみる北欧
3. バルト帝国とヨーロッパ
4. ナショナリズムの時代
5. 近代国家成立への道
6. 二つの世界大戦にみる北欧
7. 冷戦期にみる北欧
8. 地域共同体の成立
9. EUと北欧
10. 福祉国家の実現
11。現代の北欧(1)
12。現代の北欧(2)
13。現代の北欧(3)
14. 結び
15. 最終試験
11~13回目の「現在の北欧」では、日本と北欧の関係や受講者の関心に沿った講義を行う予定です。

Materials

特に指定しませんが、以下の参考文献を参照してください。

References

百瀬宏、熊野聡、村井誠人編『北欧史』山川出版社、1998年。
デイヴィド・カービー著、百瀬宏、石野裕子監訳『フィンランドの歴史』明石書店、2008年。

Evaluation Method

期末試験(80%)
リアクション・ペーパー(20%)

Infomation Device

Power Pointで写真や映像を見る機会を設けます。