ビジュアルや音声などの新しいタイプの情報を追及する

ビジュアルや音声などの新しいタイプの情報を追及する

ディジタルメディア学科

ディジタルメディア学科の目指すもの

 ディジタルメディア学科は、「ビジュアルや音声などの新しいタイプの情報」を追及します。映画やテレビ、ゲームなどの映像業界ではすでにCGが欠かせなくなっていますが、さらに精巧なCGを作るための理論や作成方法の追及、人間の顔や音声の認識と識別、身体の内部や地球の温暖化現象の可視化を実現するための研究を目的とします。これらを実現するためにプログラミング言語や物理計算、レンダリング技術、画像認識、音声情報処理とよばれる分野を学びます。

ディジタルメディア学科の特色

 ディジタルメディア学科では、コンピュータおよびネットワークを基盤とする情報や応用システムを対象とする、教育・研究を行います。

 入門・基礎科目群は、情報科学やディジタルメディアを学ぶために必要となるコンピュータに関する入門的な知識、またプログラムはどのように作成したらよいのかについて学ぶとともに、基礎的な科目である数学・物理についても詳しく学びます。さらに論文を作成したり、研究を発表するときに必要となるプレゼンテーションの方法も学びます。

 ディジタルメディア学科では、コンピュータのシステムに強いディジタルメディアの分野の人材を育成することを目指しています。ディジタルメディアは、コンピュータに入力されたイメージやパターンなどの認識、コンピュータの中に現実の世界や仮想の世界をイメージを作成するCG、コンピュータの中に作成されたイメージを人間が理解できるように表現するビジュアリゼーション、それぞれの分野から成り立っています。

 展開科目群では、「CGと可視化」の分野に対して、CGをアートの分野にどのように適応させていくか、仮想的な世界と現実的な世界を結びつけての可視化、数式のグラフィカルな表現など、CGの利用が広がっている分野について学びます。「マルチメディアの認識」では、画像や音声の認識と、マルチメディアの情報の伝達のための通信の分野について学びます。

 さらに“概念作り”“問題発掘・解決”能力を身に付けるために1年次から設置されている「情報科学プロジェクト」、高校での情報処理教育を支援する「教育アシスト」、卒業論文にあわせて最近の論文を紹介する「ディジタルメディア学特講」、卒業論文としての「ディジタルメディア学卒業論文」などを用意しています。

ディジタルメディア学科主任からのメッセージ

ディジタルメディア学科主任
細部 博史 教授

 私達のまわりには、スマートフォンやカーナビなど計算機が溢れています。可視化技術の進歩により3Dを駆使した映画を普通に見ることができるようになり、GPSの普及で新しい場所に行っても道に迷うことも少なくなりました。これらはすべて計算機利用技術の発展によるものです。またコンピュータ処理で歪んだ写真画像の補整や、にじんだ文字を読み取り、認識することなど珍しいことではありません。音声の面でも、雑音を取り除き一番重要な音を見つけ出して意味を認識することができるようになってきました。生活の中に溶け込んでいるといっていいでしょう。

 これらは、プログラミング言語をはじめ、物理計算、レンダリング技術、画像処理、音声情報処理など高度な情報処理技術の発展によるものですが、よく見ると1つ1つの要素技術の積み上げです。現代は一つの用途や技術だけで計算機を使う時代ではなく、様々な技術を組み合わせ複合的なシステムとして利用する時代へと移りつつあります。

 計算機の技術の発展は非常に速いので、近い将来、数学処理や物理計算なども含めた処理を組み合わせたアイデアが求められることでしょう。皆さんも感じていらっしゃるように、私達の生活の中には非常に多くの情報が溢れています。その中で本質を見る目を養うために揺るがない軸足となる技術を学び、論理的なものの考え方ができる人になってください。

 ディジタルメディア学科では、この分野での様々な応用の基盤となるプログラミング言語をはじめ、論理的な考え方の基盤となる数学や物理を学びます。さらに応用として様々な専門分野を自らのコースを考え選択できるようカリキュラムを提供しています。法政大学情報科学部で得た知識、技術を活用し、研究活動を行うと、最先端技術の動向が必ず見えてくるはずです。皆さんの新しいアイデアを論理に結びつけて、最先端の科学を目指しましょう。