教職員紹介
コンピュータ科学科、情報科学研究科
大森 健児 教授 (Kenji OHMORI)
- 工学博士
自己紹介
1969年東京大学工学部計数工学科数理工学コース卒業、同年日本電気中央研究所勤務。1972年カリフォルニア大学バークレイ校工学研究科電気電子コンピュータ科学専攻修了。日本電気に在職中:コンピュータグラフィックスにおける陰線消去処理、漢字フォントのデータ圧縮、マルチプロセッサシステムの開発、スーパーコンピュータ開発用のCAD専用マシンの開発などを行う。1985年法政大学工学部経営工学科教授、2000年情報科学部設立と同時に同学部長に就任、2004年イノベーションマネージメント研究科教授、2007年情報科学部コンピュータ科学科教授。
法政大学での主な研究は、日本語・ハングル文字の手書き漢字認識、遺伝的アルゴリズム、エンタープライズシステムの開発、ホモトピーを用いての階層的設計法の研究など。
メッセージ
情報の科学・技術は目を見張るような速さで進歩しています。ムーアの法則によれば、計算のスピードは一年半で2倍になります。10年もたてば100倍近くに、20年では1万倍にもなります。情報の分野では、20年ごとに革命的な変化が生じています。1960年頃には企業に事務用のコンピュータが入り始めました。1980年ごろには個人で使用できるパーソナルコンピュータが、2000年ごろにはインターネットが普通に使えるようになりました。次の20年後には将棋でも碁でもコンピュータには勝てない時代になることと思います。これらは、新しい概念を次から次へと発見していくことにより達成されますが、情報科学部で学ぶ人たちは、新しい時代に向けての発信源となってください。
担当講義
情報科学部
情報科学研究科
- サイバーワールド基礎論
- サイバーワールド応用論?
- 情報科学オープンセミナー1
- 情報科学特別演習
- 情報科学特別研究
- コンピュータ情報科学研究?
- 修士論文
- 博士論文
研究テーマ
研究分野を決めたきっかけ
「自由に操れる機械はコンピュータ」
大学の4年生で、いよいよ、就職先を決めなければならないというときに、コンピュータを思う存分に使えるところにしようと思いました。この当時使用できたコンピュータは今から見るとおもちゃのようなものでしたが、プログラムを書くことにより、自在に操れることがとても面白いと思いました。夏に実習に行っていた電機メーカーに何台くらいコンピュータがあるのかを聞いたとき、たった2台ということでした。これだと、まだ、コンピュータを専門に研究している人たちは少なくて、自由に研究できる領域が多いだろうということでこの分野で研究することになりました。
ホモトピー
「不変量」
自分で言うのもなんですが、とても、難しい研究です。卒業した大学でのコースの理念は、工学に役立つ新しい数学を確立するということでした。遅まきながらという感じもありますが、ホモトピー、位相、接着関数、セル構造、物理世界へと抽象階層をたどりながらの新しい科学を研究しています。これまでは、抽象的な部分が多かったのですが、ここ数年、ソフトウェア開発やLSIのパッケージの開発など、実用的な面への応用を試みています。
コンピュータ・アーキテクチャ、オブジェクト指向、パターン認識など
「挑戦」
過去には、情報科学のいろいろな分野で研究をしてきました。日本電気にいた頃にゲリラといわれたことがあります。面白そうな研究があるといつの間にか入ってきて、成果が上がってきているなと周囲の人が感じ始めた頃には、すでに、他の研究に移っているといわれました。この頃は、会社もかなり自由だったので、また、情報科学の分野が細分されていなかったので、楽しいことがたくさんありました。
経歴
現 職
- 法政大学情報科学部教授
学歴・学位
- 東京大学、カリフォルニア大学バークレイ校、工学博士
職 歴
- 日本電気中央研究所
所属学会
- IEEE Computer Society
- ACM
- 電子情報通信学会
- 情報処理学会
主な出版物
- 計算機アーキテクチャ(オーム社)、システムプログラム入門(岩波)
主な特許
- コンピュータ・アーキテクチャやCADの分野で多数



