教職員紹介
コンピュータ科学科、情報科学研究科
劉 少英 教授 (Shaoying LIU)
- Ph.D. (Computer Science)
自己紹介
1982年西安交通大学コンピュータ科学科卒業、1987年同大学のコンピュータ科学研究科修士課程修了。1992年イギリス・マンチェスター大学コンピュータ科学研究科ソフトウェア開発の形式的手法専攻より博士(Ph.D)の学位を取得。1992年から1998年まで西安交通大学コンピュータ科学科で助教および講師を務め、 コンパイラとプログラミング言語の講義を担当しました。1990年から1993年 イギリス・ヨーク大学コンピュータ科学科で研究助手、1993年から1994年までロンドン大学で研究助手、ソフトウェア開発の形式的手法により安全重要システム(例えば、飛行機、電車、銀行システム)の開発および分析手法を研究しました。1994年から2000年まで広島市立大学情報数理学科で助教授を務め、形式手法VDM、 プログラミング言語の形式意味論などの講義を担当しました。2000年法政大学情報科学部助教授に就任、2001年から同学部教授です。
1994年イギリス・ベルファスト・クイーンズ大学客員研究員、1998年オックスフォード大学客員教授、2005から2006までヨーク大学客員教授。2003年から上海交通大学客員教授、上海大学客員教授、西安交通大学客員教授、西安工程大学客員教授。
IEEEコンピュータ科学協会の計算複雑性技術協会副会長、「ソフトウェアテスト、検証および信頼性」という国際ジャーナルSTVRの編集委員、多数の国際会議委員長、プログラム委員長、および運営委員会委員。IEEE国際会議ICFEMの創設者。IEEEコンピュータ協会上級会員、英国コンピュータ協会会員、日本ソフトウェア科学会会員。1996年IEEE複雑コンピュータシステム工学国際会議から「優秀論文賞」受賞、1997年以降IEEEコンピュータ科学協会の計算複雑性技術協会から二つの「重要なサービス証書」を授与されました。
メッセージ
21世紀の現在、コンピュータ技術はますます我々の生活に浸透しています。飛行機、電車、自動車、銀行、インターネット、買い物などなどのシステムはコンピュータによって制御あるいは監視され、我々の生活が既にコンピュータに依存していることは紛れもない事実です。このような主役を果たしているコンピュータでは、人間の知識のようなソフトウェアが、システムの信頼性および安全性にとって重要な部品です。しかし、ソフトウェアシステムは、一般に、規模が大きく、機能が複雑で、開発するのはとても大変です。そのため、米国では高給を得ているソフトウェア開発者はたくさんいます。2006年4月9日の朝日新聞の「バグ頻発デジタル製品」と題した記事で、日本のソフトウェア開発者の人材不足という問題点を指摘しています。多くの企業で、ソフトウェア開発に必要な基本知識と先端技術を有する人材を求めていますが、この分野の卒業生は42万人も足りないと言われています。法政大学情報科学部では、社会からの要請に応えるために、コンピュータ科学分野の基本理論、言語、技術、およびいろいろなソフトウェア開発ツールを教授しています。学部での教育を身につけることで、卒業生が、日本の社会でリーダシープを発揮し、活躍してくれることを確信しています。
担当講義
情報科学部
情報科学研究科
- ソフトウェア検証と確証?
- ソフトウェア工学特論
- 情報科学特別研究
- 情報科学特別演習
- コンピュータ情報科学研究?
- 修士論文
- 博士論文
研究テーマ
私の研究は次のテーマに集中しています。(1)ソフトウェア開発の形式工学手法、(2)知的ソフトウェア工学環境、(3)高信頼コンピュータシステム。具体的には、以下の研究を行っています。
- ソフトウェアモデリング、検査、およびテストのために実用性と厳密性とが共に高い形式工学手法SOFL(Structured Object-Oriented Formal Language)の発展。
- ソフトウェア形式的な仕様によるプログラムの生成。
- ソフトウェア仕様のアニメションおよび仕様によるプログラムのテスト。
- ソフトウェア仕様の厳密なレビュー。
- 知的ソフトウェア工学ツールと環境。
- Webによるソフトウェア開発。
- 形式工学手法SOFLによる高信頼性システムの開発と検証。
研究業績
近著
“Formal Engineering for Industrial Software Development Using the SOFL Method”(Springer-Verlag出版社)。
この本は英語で書きましたが、簡単なスタイルで、沢山の事例をあげましたので、とても読みやすい専門書になっていると自負しています。法政大学の学生からも、ソフトウェア工学の最先端技術を勉強しながら英語力の向上を目指している学部生と大学院生には、とても役立つと評価されました。
学生の近作
今年度私の研究グループに所属している学部四年生の岡裕一くんが、無人運転自動車走行システムのシミュレーションプログラムを1年半かけて開発しました。素晴らしい結果ですのでどうぞ試してください。(wmvファイル 14.4MB)




