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佐々木 晃 研究室 - 高校生の方へ

コンピュータ科学科、情報科学研究科

教員名

主な研究領域

  • プログラミング言語処理系
  • ドメイン特化型言語
  • 属性文法

関連サイト

メッセージ

人とコンピュータ、人と人の架け橋となるプログラミング言語

 プログラミング言語は、人がコンピュータとコミュニケーションするための言葉です。実際には「コンパイラ」と呼ばれるソフトウェアが、人がプログラミング言語で書いた指令を、コンピュータが理解する言葉に翻訳します。このおかげで、私たちは思い通りにコンピュータを動かすことができます。コンパイラはいわば、翻訳者であり、人とコンピュータの「架け橋」の役目を担います。

 私たちは、このコンパイラを作るための技術や理論を追求しています。コンピュータは日々進化し、多種多様なコンピュータが出現しています。普段使っているパソコンから車の制御に使われるコンピュータまで様々です。したがって、それぞれの用途に応じて質の高いコンパイラを用意する必要があります。このような要求に答えることが私たちのミッションの一つです。

 一方で、自分の考えを相手に伝えることが目的となるプログラミング言語も考えられます。ある種のシミュレーション言語などはその例です。複雑な現象をコンピュータを使って表現することで、言葉では伝えきれない考えやアイディアを相手に伝えることが出来ます。この場合は、プログラミング言語は人と人を繋ぐ「架け橋」の役目を担うという見方ができます。このような新しい言語を考え、実際に開発することも私たちの研究テーマの一つです。

 この研究領域での知識や技術は、あらゆるソフトウェアの分野の基礎として必要とされるものです。特に、コンパイラに関する知識や技術は、コンピュータ全体にわたって関連するため、この分野に携わる皆さんは、ソフトウェアとハードウェアの両方に強い技術者、研究者になると期待されます。

講義風景 コンパイラ

講義風景 コンパイラ

 プログラムがどうやって実際に翻訳されるか? ソフトウェアの内部はどうなっているのか? そのような原理や仕掛けといったものに是非興味を持ってもらいたいと思います。すると、自分で言語を設計すること、そして、その言語を使ってコンピュータを実際に動かすことに関心が持てるようになるでしょう。

研究紹介

研究概要

 佐々木晃研究室では、プログラミング言語処理系の基礎と応用に関する研究やプロジェクトを進めています。基礎研究では、コンパイラを「上手」に作ることを目標として、コンパイラ生成系に関する研究を行っています。これは、コンパイラを分かりやすい設計図のようなものから自動的に作成するものです。これに関連して、コンパイラの翻訳結果が正しくかつ効率的なものとなるようにする「最適化」の研究も行っています。

 一方で、応用研究のプロジェクトも進めています。通常、プログラミング言語は、人がコンピュータに指令して何かを行わせるための言語です。しかし、例えば、子供がコンピュータを使って物を考える、経済学者が、経済学の問題の解決法を探すためにコンピュータを使う、ということが考えられます。この場合、子供のためのプログラミング言語、経済学者のためのプログラミング言語、というように、様々な用途に応じた言語が必要となります。私たちは、そのような言語を設計し、またその言語を翻訳するコンパイラを開発しています。

学生の声

情報科学部を選んだ理由

2005年度生 市川さん

 私が情報科学部に入った理由は中学生と高校生の時にコンピュータを使った授業を経験し、とても新鮮で面白かった印象があったからです。そこから大学を選ぶ際にコンピュータの分野であれば興味を持って勉強出来るのでは感じ、私たちの身近にあるインターネット、携帯電話、ゲームなどに関する知識をもっと知りたいと思いました。そして現在とても満足しています。

 情報科学部に入って様々な分野の勉強をしましたが私が一番興味を持ったのはプログラミングです。プログラミングはソフトウェア開発の工程の一つであり、人間の意図した命令をコンピュータが実行出来るようにプログラミング言語(JAVA、Cなど)で記述する作業のことです。これはとても骨の折れる作業ですが、大きなやりがいを感じます。高校や中学でやったどの分野の勉強よりも楽しいです。

 そして将来は大学で学んだことを活かし、プログラマーの道に進みたいと思っています。自分のスキルを活かせて自分が好きな仕事を出来たら最高だと思っています。

この研究室を選んだ理由

2003年度生 蒲野さん

 私が佐々木晃研究室を選んだのはプログラミング言語に興味があり、それがどのようにして動いているのか構造を知りたかったからです。情報科学部ではプログラミングの授業は1年生で習い、そこで興味を持ちました。情報科学プロジェクトという自分の興味のある研究を行っている先生から指導を受けられる科目があり、プログラミング言語を研究している先生の指導を受けました。これによって、プロジェクト中心に勉強することができ、迷うことなく研究室を選ぶことができました。私の場合は、1年生からプログラミング言語に興味があり、プロジェクトもとっていたので、知識が深まるにつれて、大学院に進学することに決めました。もし、授業を受けてゆく中で他の分野の研究に興味を持ったとしても、プロジェクトは、普通の授業と同じ半年で変更できるので何度でもチャンスはあります。研究室に入ってからは、専門書などを読み内容を発表するなどして研究分野の基礎知識を身に付けて、最終的にプログラミング言語を機械が理解できるマシン語に効率よく変換する研究を行いました。

その分野に就職する理由

2004年度生 松本さん

 コンピュータのプログラムがどうして動くのか、素朴な疑問を解消するために私は情報科学部を選びました。在学中はその道の権威である教授の講義を受ける傍ら、ネットワークやサーバにも興味が広がり学部内のコンピュータのメンテナンスを行う学生有志のチームに参加しました。その活動経験を将来に生かしたいと思うようになり、IT系企業への就職を希望しました。念願叶って志望企業への就職が決まり、現在は卒業論文に向けて研究を行っています。

 興味があれば追求できる環境がある、それがこの学部の強みです。情報科学部への入学を考えている皆さんはぜひこの学部で自分の興味を将来への原動力に育ててください。

風景写真

プロジェクト・ゼミ風景

プロジェクト・ゼミ風景

プロジェクト・ゼミ風景

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