伊藤 克亘 研究室 - 高校生の方へ
メッセージ
音やことばに関して幅広くあつかっています。これまでは、コンピュータが人間の言葉を聞きとる音声認識というプログラムを作ったりコンピュータと会話するシステムを作ったりしてきました。また、インターネット上の大量の文章や大量のビデオデータから必要なものを効率よく探す情報検索という技術の研究もおこなっています。
音やことばのしくみを明らかにしませんか? 本当のところ、まだまだよくわかってません。日本語の文法だって、学校で習ったりしますが、全貌はまだわかってないのです。ことばは情報を伝えるだけでなく、きもちを伝えるという重要な役割もあるけど、まだコンピュータにきもちを伝える方法はわかってません。
数学・物理から国語にいたるまで、いろんな知識を駆使して、音やことばをプログラミングしてゆきましょう。
講義風景 論理回路
学生の声
この研究室を選んだ理由
2003年度生 小林さん
僕がいまこのプロジェクトで統計的機械翻訳という内容について研究しています。統計的機械翻訳とはインターネットで利用できる翻訳サービスのような機械翻訳を、2言語の単語対応の統計をとって作成する翻訳モデル、文章における単語の出現確率を計算して作成する言語モデル、の2つのモデルを利用して行うことを考えた技術です。
僕が伊藤先生のプロジェクトに参加しようと思ったきっかけは、学生時代に何度か海外旅行に行き、人が話す、いわゆる自然言語に興味を持っており、プロジェクトでは自然言語の処理方法について勉強ができると知ったからです。伊藤先生のプロジェクトでは希望の研究テーマに合わせて少数で授業を受けることができ、行き詰った時なども気軽に質問できる雰囲気が自分にはとても合っていました。さらに、僕は以前から卒業論文のテーマとしては何か身近に利用できる技術について研究したいと思っていたため、4年次の研究室を決める際にも統計的機械翻訳の研究ができるこの研究室を選びました。
現在の研究では作成した2つのモデルを利用して翻訳を行う既存のプログラムを動かし、一体どのくらいのデータを使えば正しい翻訳結果を得ることができるのか実験しています。今後はさらに翻訳の精度が上がるように、統計的な手法に加え、従来の文法を利用した翻訳の手法も加えた翻訳プログラムの作成を目指しています。
この学部を選んだ理由
2006年度生 (修士課程) 重田さん
私がこの学部を選んだのは「色んな勉強ができる」と感じたからです。大学は高校までと異なり、専門化が進み、進む道が大きく狭まります。ですから進学する際には、自分の勉強したいことをしっかりと定め、その勉強ができる大学、学部を選択することになると思います。しかし私は元々好奇心の強い性格で、進学の際にも一つに定められず、できればいろんなことが勉強したいと思っていました。
そんな時に「情報科学」という学問を見つけました。この学問は、簡単に言えばコンピュータ全般を扱う学問で、コンピュータについて広く学べる学問です。それから私は「今やりたいことを決めてしまうのではなく、大学に入って、そこで自分のやりたいことを見つけてもいいんじゃないか」と考えるようになりました。
それから無事入学し、私は今音声認識を専門に研究しています。時間はかかりましたが、ようやく私がやりたいと思えるものに出会えた気がします。今一番関心のあることは「音や声が心に及ぼす影響について」で、大学の勉強とは別に文献などを調べています。将来は音声に関係した分野で働きたいと思っています。具体的なビジョンはまだありませんが、音声による、より円滑なコミュニケーションの手助けができるようなそんな仕事に就きたいと考えています。
情報科学部は、コンピュータについて勉強できることは勿論、やりたいことを見つけられる幅広い勉強ができる、そんな学部だと思います。
風景写真
プロジェクト・ゼミ風景
プロジェクト・ゼミ風景


